ノー天気日記 その6

バリに住む・・・人はそれをパラダイスと呼ぶ。
バリに生きる・・・人はそれを地獄の労役と呼ぶ。

一体ここでの生活の正体は! なんて重ーいことではなくて、バリで生活する中での良かったこと、つらいことなどを赤裸々に紹介します。これは当HPの管理人個人の主観に基づいて記述してありますので、バリに住む日本人の方がということではありません。お間違いのないように・・・。

 ある欧米人のダイバーたちのオープンウォーターコースの最終日。最後日のダイビングはトランベンの沈船でしめくくり、それまで、お互いが教える側と教わる側といい意味で緊張関係にありましたが、終わってしまえばお互い自然と絵顔がほころび、有終の日を飾ったのです。最後の談笑の中で、バリ島には欧米人経営のダイブショップも多くあるのにどうして当店を選んだかという話になりました。原因は欧米人のトラベラーズガイドのバイブル「ロンリープラネット」にありました。現在は日本語版もあります。

 ロンリープラネットでは、読者の投稿をもとに、ロンりープラネット専属の旅行のエキスパートが隠密調査をした上で、推奨のホテルやダイブショップなどを紹介するのですが、(調査委員はロンリープラネットの誌上にも紹介されています)、そのロンリープラネット誌上にはバリ島に100軒以上あるといわれるダイビングショップの中から2軒、レンボガン島から1軒を推薦していました。その内の2軒が欧米人経営のショップで、これはある意味、欧米人が読むガイドブックとしては当然ともいえますが、そのもう1軒、それも一番最初の紹介ショップになんと当店が紹介されていました。

 たとえば日本のガイドブックに日本人の経営するダイブショップが紹介されるのは自然ですが、欧米人がおもな読者のガイドブックに日本人が1名、ローカルガイドが1名のちっぽけな当店が紹介されているなんて大変栄誉なことだなあと今日は非常に幸せな気持ちになったのです。

 私は日本人のガイドは世界で一番クオリティが高いといつも思っています。生物を良く知っているし、ダイバーケアもすぐれているし、なおかつすべてがきめ細かく対応している。これは日本人の性格も意味しているのでしょうが、中にはそのきめ細かさが欧米人には合わないなんて話も聞いたことがあります。しかし、私は、日本式?のブリーフィングに時間を割き、生物の紹介を事細かに説明していますが、欧米人は意外にみな興味深く話を聞いているし、水中の中でも生物を見て楽しんでいるケースがよくあります。私が思うに、つまり欧米人はそういったガイドで潜ったことがないのでそのきめ細かいガイディングの楽しさを知らないだけだと思っています。

 ですから、少し自慢ぽく聞こえてしまったとしたら本意ではないのですが、当店が欧米人に選ばれたのは、日本人ガイドが欧米人ダイバーにもじゅうぶん通用することを証明したことになると、日本人として誇りをもって喜んでいる次第なのです。

 あとはコミュニケーシヨン能力ですが、多少の英会話ができれば所詮は水中では話さないのだからなんとかなるし、コミュニケーション不足をガイディングの能力で補うくらいの気構えがあれば、英語の達者なローカルガイドはおろか、欧米人のネイティブガイドにだって負けはしないのです。

 今日は苦節10年、このチャンディダサで頑張ったかいがあったなあと、思わず書いてしまいました。現在は「大和魂みせたぜ」、という気持ちでいっぱいです。欧米人経営のダイビングショップが元気の良いバリ島において、日本人経営、もしくはガイドたちも自信を持ってバリ島の海で潜ろうではないかと思った次第でした。 
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