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バリ島の海を120%楽しむための<ダイブ情報誌>

-Vol.4-

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編集後記




まる特ネタ!トゥガナン村へ・・・


 この間、JALの機内紙を読んでいたら、「チャンディダサの・・・」なんて文字が目に入りました。その瞬間「つ、ついに、チャンディダサもメジャーデビューか!」なんて喜んだのもつかの間、そこには「チャンディダサの近郊にあるトゥガナン村の・・・」という、つまりトゥガナン村の紹介記事が書いてあったんですね。チャンディダサ、メジャーデビューはまだまだ先になりそうですが、この「トゥガナン村」はバリ島内でも非常に特異な存在で、また世界的にも知られた村なのです。

 ここの村に住む人達を「バリ・アガ」と呼び、ヒンドゥがこの島に伝わる以前から住み着いている原バリ人を指します。ここの人達はいまだに村人同士の結婚を良いことと考え、また火葬をしない等、ヒンドゥとは違った風習を守っています。それ以上にこの村を有名にしているのはこの村独自の伝統工芸でしょう。特に「カンベン・グリンシン(
Kamben Gringsing)」と呼ぶダブルイカットは、織り込みの際に、縦糸、横糸ともに染め上げる非常に手のこんだ高品質のイカットとして非常に有名な品物ですし、村周辺で産出される素材を使用したバスケット(アタ)製品なども、高品質なものとして買い付けにくる地元の業者、また観光客が後を絶たないといった状況です。また、ウダバ・サンバ祭り(Udaba Sambah)というトゥガナンに残る文化、風習が見られる非常に珍しいお祭りが、観光客には人気があります。
 
 チャンディダサの潮風でのんびりしながら、少し足をのばせば、こんな不思議村へも車でわずか5分程、うーん、チャンディダサ、侮れませんぞ!




バリのお魚ワールド

カンムリブダイ (学)Bolbometopon muricatum    (英)Double HeadedーParrotfish
                                                            
 英名でのニックネームがバッファローフィッシュ。そう、アメリカの広大な大地を走りまわるバッファローの大群(実際、見たことはないのですが・・・)の迫力がバリの海でも味わえます。オウムのような大きなクチバシでサンゴを砕くその顔はまさにバッファロー。最大で1メートル50センチ程の大きさのカンムリブダイが10、15匹と現れた日は、もう興奮の一言です。但し、どう猛そうなその顔とは反対に性質はいたって、温和。ダイバーに危害を与えることは皆無で、ただ一心にサンゴを噛み砕き、そして去って行きます。コブのあるカンムリブダイに似た、ナポレオンフッシュと比べて、動きが鈍いので写真が撮り易く、また 群れる性質があります。
 バリでは、アメッド、クブウォール、ミンパン岩礁、ムンジャンガン島などで見られることが多いようです。





バリのダイビングポイント

バトゥ・ケレビット Batu Kelebit

トランベンをボートで南下した新しいダイビングポイント。ダイナミックなウォール沿いには大小様々な魚が群れています。流れが穏やかなのでビギナーでも充分楽しめるポイントです。ダイバーがまだまだ少ないのか、ナポレオン、カンムリブダイといった大物から、また比較的浅場にアケボノハゼなど人気のマクロ生物までよく見られます。
 時期によっては、マンタやマンボウが出ることも、これもダイバーの数がまだまだ少ないせいかもしれません。

 潜るならダイバーが少ない今がチャンスかもしれません。ビギナーから潜れるおいしいポイントです。ご安心を、ダイブライトのスタッフがこの新しいポイントもしっかりサポート致します。





バリでダイビングを楽しむための(バグース)アドバイス!


びっくりしたことがあります。なんとバリには大小100軒以上のダイビングサービスがあるというのを耳にしたからです。私がいるチャンディダサ近郊だけでも10軒はダイビングサービスがありますから、メインリゾートのヌサドゥアやクタ、サヌール等も入れると、確かに、そのくらいになってしまうかもしれませんね。それでも、メインのダイビングポイントで常時見かけるダイビングサービスは、その半分もないのでしょうか。

 これには理由があります。この国ではダイビングショップをつくるのに認可も何も必要ないので、昨日までタクシードライバーをしていた人が、翌日、ダイビングショップのガイド兼オーナーになることもまた不思議ではないのです。要は誰でもダイビングサービスを開ける訳なのです。ですから、昨日お土産屋さんで、今日はダイビングサービスなんていうのもあるのかもしれません。勿論、職業の選択の自由は、この国、インドネシアでも認められています。ただ、ダイビングの知識も資格も何もない人が「ただ潜れる」というだけで、お金をもらって観光客に海の案内をするというのはどんなものかとは思います。ましてや、ダイビングというスポーツは、安全対策をしっかり講じていないと、リクスが高いスポーツとなるからです。

 「それでも安ければいいよ」なんて声もあります。それはそういった業者は安いでしょう。自分に対する投資も、また安全に対する投資もせず、海だけ案内することだけに固着すればコストは下がる、つまり皆さんのダイビング料金は下がっていくのです。でも、バリまで来る為に、皆さんはどれだけのコストをかけていますか? 移動費用、宿泊代、更にその休暇を取る為に、それまでどれだけ頑張ったことでしょう。そんな大切な時間を、ほんの少額の違いで、つまらないもの(勿論そうなるとは断定しませんが)にして満足なのでしょうか。

自分自身が楽しむ為、また守る為に最低限、一緒に潜るガイドやインストラクター(と称する類もいます)が、正式な認定書を持ったガイド、またインストラクターであるのか、またダイビングサービスがダイビングエージェンシー(団体)に認定されているのかは、予約する前に調べた方が良いでしょう。ガイド等なら最低ダイブマスター(各ダイビングエージェンシーにより名前が違う場合あり)ランクの認定書が、またインストラクター以上なら、その認定書が、またダイビングサービスなら各ダイビングエージェンシーの登録番号があるはずです。
 
 認定書を持たない人でもすばらしい海の案内、また講習が出来る人がいないとは言えません。ましてや認定書を持っていても、皆さんを満足させるだけの技量がない者も多くいるでしょう。但し、認定書は最低限、お客様を連れて潜れる証しみたいなもの。またその先は、皆さんが見聞きして判断するしかありません。

 安全なくして、楽しみなしです。皆さんがバリで素晴らしいガイドやインストラクターと出会い、楽しいダイビングをされることを願っています。







ためになる、ダイビングのお話

相性のあったインストラクターの見つけ方


ダイビングを楽しめるか否かは、最初に出会ったインストラクターによって決まるといっても過言ではない!!と僕は信じている。ダイビングはメンタルスポーツだ。簡単だな、楽しいなと思えばその後もダイビングを続けていく可能性が非常に高い。だが最初に怖いとか苦しいというイメージが起こると、その後にダイビングを続ける気は失せてしまいやすいものだ。

そこであなたにとって最初のキーポイント、いかに相性のあったインストラクターと巡りあうかという話をしてみたい。

相性のあったインストラクターとは、あなたをダイビング中毒にすることが出来る素養を持った人と定義できる。つまりどんなやり方にせよ、あなたにダイビングの素晴らしさを教え、魅了させることが出来る人でなくてはならない。

ダイビング自体はとても簡単で楽しいものである。しかしこの楽しさに行き着くまでには、短期間の間に幾つかクリアしなくてはならない過程が待っており、インストラクターはいかにこの過程をスムーズに行うかが鍵になる。そのスムーズに行うテクニック、そこがインストラクターの腕の見せどころで、その顧客の性格、体力、ニーズなど様々なアイテムを、これまでの経験と勘により瞬時に判断し、より良いコースを遂行するのである。そうした中で「ダイビングは面白い」とあなたを洗脳させることが出来る人こそ、理想的なインストラクターと言えよう。

現在、ダイビングコースを習った人のうち半分以上はドロップアウトしてしまうと言われている。これには手軽に潜れるポイントが少ないとか、金額が高いなど様々な理由が考えられるが、ダイビングの素晴らしさを教えきれなかったインストラクターの責任も免れないだろう。

じゃあ、どうすれば自分に相性のあったインストラクターに出会うことが出来るのだろうか。これは出会いの運、不運という要素はあるが、少しでも可能性を高める為に以下のことを参考にして欲しい。

最も良いのはダイバーによる口コミ情報だ。そのダイバーである友達が習ったショップやインストラクターを勧めてくれたらしめたもの、あなたは早速その友達と一緒にショップに出かけてみよう。お互いにその友達という接点があるので意志の疎通がはかりやすいし、ショップ側としても紹介という手前多少の優遇をしてくれるかもしれない。

ではなにもコネクションがない場合はどうするか。

もしあなたが町のダイビングショップでライセンスを取得するのであれば、あなた自身がそのショップを訪れ、納得がいくまで話を聞くことだ。電話では顔の表情が見えないし、フロントの人=インストラクターとは限らないので実際に出かけてみたい。もし、一軒目で気に入っても数軒は必ず回り、比較調査することがポイントである(インストラクターは話し上手の人が多い。)

では遠距離のリゾート地で選ぶ場合はどうするか。その場合、前もって現地調査することは難しいので、そのリゾートの記事が掲載されたダイビング雑誌を読んでみよう(前月以前の雑誌はバックナンバーとしてその出版社に在庫がある限り取り寄せが出来る)。リゾート掲載記事の最後には、たいがい協力ショップの紹介がされているもので、スタッフの紹介も併記されている。そういったショップは出版社も評判の悪いところは利用しないだろうからそれなりに安心できる。また、多くはないがダイビング雑誌には投稿記事のコーナーがあって、あのインストラクターは最高とかあのショップはフレンドリー等といった生の声が掲載されているので参考にしてみたい。あとは旅行のガイドブック。たいがいマリンスポーツの紹介欄に、ダイビングが出来るところならショップ案内が載っているので何らかの情報があるはず。

また大手の旅行会社が計画したダイビングツアーに使われているショップというのもそれなりに信頼できる。旅行会社でも信用に関わるので、あまり評判の良くないショップは使わないだろう。

また、体験ダイビングをしてみるという手もある。体験ダイビングを担当するのはインストラクターなので、その人が気に入ったら講習を頼んでみてもいい。

但しここで注意したいことは、あなたのおめがねにおめがねにかなったインストラクターがいたとしても、あなたの担当になるかはわからないのである。何故ならそのインストラクターが違うコースを担当するかもしれないし、休暇をとるかもしれない。どうしてもと言うなら前もって確認すること。そう言われた人は嫌な気はしないので、更に良好な結果となることもある。

ただ基本的には、良いショップ=良いインストラクターが揃っているものである。多くのダイビングショップは経営が小規模で、スタッフもそのオーナーを慕って集まっているので、スタッフカラーは比較的統一されているとみていいだろう。だから特別に気に入ったインストラクターでもいない限り、インストラクターで選ぶというより、ショップで選ぶという方が現実的であるかもしれない。

これらのことを参考に、あなたにとって最良のインストラクターとの出会いを心より祈っている。

このコーナーは成山堂書店刊「世界の海でスクーバダイビングを楽しむ方法」の本文から抜粋し、掲載しています。なお、この書籍についてはwww.seizando.co.jpまでお問い合わせください。






ダイビングインストラクター、ミノとカサゴの順番エッセイ

 魚影がいつもより増して、濃い今日このごろ。マンボウさんも、バリをお散歩しやすい時期が近づいて来ます。あのヌメ〜とした顔をしたお方(マンボウ)は、いつも何を考えているのでしょう。。。

 陸上へと捕えられ、再び水中に戻された魚が、また釣り上げられる。魚の脳は小さい、とは言え、人生、いや魚生(そんな言葉はないけれど)を彼らが考えていたら面白いのになぁ、なんてわけの分からない今回のエッセイです。産卵期にテリトリーに入ったダイバーを攻撃した時のゴマモンガラの、あの巧みなフェイント(私にはそう見える)、あんな技が出来るのに。。。(そういう問題では全くないのですが。)

水中はお魚さんや、その他水中生物の生活の場。私達ダイバーは水中にお邪魔させてもらっていること、いつも忘れずダイブしましょうね。(カサゴ)


おかげさまでライオンフィッシュも第4号まで続けることができました。内容に関して、リクエスト、ご意見ありましたら、メールにてご連絡いただければ幸いです。次回以降の参考にさせていただきます。

一応名目は、バリ島でのダイビングを楽しむための情報ということになっていますが、チャンディダサの紹介も多分に掲載しております。内容はあくまで当店ダイブライトの主観によるものであり、みなさまに関しましては、バリのダイビングの旅へのあくまでも参考としてご利用いただければ幸いです。

どうぞ安全なバリ島でのダイビングを!

 この間、マンボウを眺めながら考えたことがあります。マンボウはどうしてあんなにノボーとした顔なのか、マンボウはどうしてほかの魚のようにすいすい泳がないのか、「とろとろするなあ」、なんて私の中学校時代の体育の鬼先生に怒られるだろうなあ、なんてくだらないことを考えながら5分間、突然マンボウがきびすを返し、ものすごい早さで私たちの前を去っていったのです。
 
 マンボウもやるときはやるななんて妙な感心をしたのでした(ミノ)

ライオンフィッシュ